心も身体も温まる

薪ストーブ6つの魅力

スローライフを楽しみたい世代に愛されてきた「薪ストーブ」。
近年は、新築を検討する段階から薪ストーブを計画する若いご夫婦やご家族の需要が増えてきています。
人生を豊かにする「火のある暮らし」を実現する「薪ストーブ」の6つの魅力(メリット)をご紹介します。

1.環境にやさしい

近年エコに関心を持ち、エネルギー問題を真剣に考える人が増えています。
ガスや石油といった化石燃料は、燃やすと二酸化炭素を排出します。
二酸化炭素等の温室効果ガスが増えることで地球温暖化を助長してしまい、環境に良くありません。
この二酸化炭素が地球温暖化を加速させています。もちろん、暖炉・薪ストーブの燃料である薪を燃やしても二酸化炭素が排出されます。しかしこの二酸化炭素は、木が成長する上で吸収したものなので、薪を燃やしても地球上の二酸化炭素の総量は変わりません。
薪ストーブは再生可能なエネルギーである薪を燃焼させ、暖をとるもの。つまり地球温暖化対策に有効なカーボンニュートラル(※1)を実現します。

※1)カーボンニュートラルとは?
カーボンとは炭素。ニュートラルとは中立。排出される二酸化炭素と吸収される二酸化炭素が同じ量ということ。植物は光合成により大気中の二酸化炭素を取り込んで成長する。そのため植物を燃やして二酸化炭素を発生させても、もともと大気中に存在したものであるため、地球上の二酸化炭素の増減には影響がない。

2.暖房能力の高さ

暖房能力が高く、薪ストーブ一台で20坪~60坪の床面積を適温まで暖める暖房能力があります。電気ストーブや石油ストーブとは異なり、遠赤外線の輻射熱(※2)で体を芯から温めてくれます。「陽だまりのような暖かさ」と表現されますが、それはこのためです。

※2)遠赤外線の熱線によって直接伝わる熱の事。これは、高温の固体表面から低温の固体表面に空間を直接電磁波の形で伝わるエネルギーの移動のことを輻射といい、その熱を輻射熱といいます。 この熱の移動は、太陽が地球を暖める方法と同じで、空気・その他の気体の存在に関係なく行われます。

3.インテリアとしての存在感

暖存在感のある薪ストーブは、部屋の中心にあるだけでとてもおしゃれな雰囲気を醸し出します。
形やデザインもさまざまで、洋風・和風・ナチュラルなど、どんな雰囲気にも合わせられて、より高級感を出すためのインテリアにもなります。

4.心が安らぎ免疫力が高まる

人は炎を眺めると心が安らぎ、豊かな気持ちになります。
薪ストーブの炎のゆらぎ「1/Fゆらぎ(※3)」は、世界中でも自律神経やアルファ波との関係が提唱されており、研究が進んでいます。
炎のゆらぎ(1/Fゆらぎ)に心拍が同調し自律神経が整います。その結果、心が安らぎ脳にアルファ波が発生します。アルファ波が発生するとリラックスし、免疫力が高まり・自然治癒力が高まります。

※3)規則性のあるものと不規則性のあるものが調和した状態が「1/fゆらぎ」です。自然現象においても見ることができ、具体例としては人の心拍の間隔、ろうそくの炎の揺れ方、電車の揺れ、小川のせせらぐ音、目の動き方、木漏れ日、蛍の光り方などがあります。

5.料理が出来る

お湯を沸かしたりピザやお菓子を焼くことが可能です。
ガスや電気で作るよりコツは必要ですが、薪ストーブで調理しているというプライスレスな体験で奥様やお子様も楽しいひと時を過ごせます。
さらに光熱費も削減出来て、省エネルギーの観点でも効率が良いです。

6.災害時も安心

熊本地震では、長期間停電したり水道が使えなくなってしまったり、ライフラインが乱れました。もし冬に急に電気が使えなくなると、暖をとることもできなくなってしまいます。ファンヒーター、エアコンなどを使っていればなおさらでしょう。
薪ストーブであれば停電になった時も使い続けることができます。また、調理もできるので大きな不安を抱えることなく過ごすことができます。
特に熊本では、震災の経験をしたことにより薪ストーブの需要が高まってきています。